入れ歯にヒビが入った時やバネが折れた時の修理について

入れ歯を使っていてひびが入ってしまったり、ひどい時には割れてしまった、ということもあります。

特に2つに割れてしまった場合は口に入れることが出来なくて見た目にも困ってしまいますよね。

もし入れ歯にひびが入ってしまった、2つに割れてしまった、また入れ歯のバネが折れてしまった場合の修理方法について説明します。

ヒビやバネが折れた時の修理

まず、入れ歯にはピンク色の床(しょう)と言われる部分があります。

この床の部分にひびが入ってしまった場合はどのように修理するのでしょうか?

ひびが入っただけでは特に不具合を感じない場合もあるかもしれませんが、そのまま放置してしまうとひびが広がり割れてしまうこともあるので、早めに歯科医院に持っていきましょう。

どのように修理するかというと、まずひびの部分を少し削り、そこにピンク色のプラスチック(レジン)を足して固めるというやり方です。

ひびは咬み合わせが原因で起こることが多いので、必要に応じて咬み合わせの調整も行います。

入れ歯が割れてしまった場合の修理方法

次は入れ歯が割れてしまった場合の修理方法です。

入れ歯が完全に2つに割れてしまっても、当日に修理することは可能です。

割れにくいように金属の補強線を埋め込んで、ひびの時と同じようにピンク色のプラスチック(レジン)を足して固めます。

この場合も咬み合わせが原因で割れてしまうということが多いので、咬み合わせの調整も同時に行います。

このように入れ歯が2つに割れてしまった場合でも修理は可能ではありますが、いくら補強線を埋め込んでも再び割れてしまうことは多くあります。

入れ歯を作ってから6か月以上たっていたら

もし入れ歯を作ってから6か月以上たっているのであれば、保険で新しい入れ歯を作ることは可能ですので、新しく作った方がいいこともあります。

また、何度作っても、咬み合わせの調整をしても割れてしまう場合は保険のプラスチックの入れ歯ではなく、強度の強い自費の金属の床の入れ歯を使うことを考えてみてはどうでしょうか?

入れ歯のバネ(金具)が折れてしまった場合

最後に入れ歯のバネ(金具)が折れてしまった場合です。

この場合は型取りをしてバネを新しく作って、それを入れ歯に、ピンク色のプラスチック(レジン)でつけるという修理方法になります。

ですので、その日のうちに修理するということはできません。バネができてくるまで、だいたい1週間ぐらいかかります。

修理日数について

入れ歯の修理は壊れた状態によって修理できる、できない、かかる日数などが変わってきます。

どんな状態であってもご自身で接着剤でつけたりせず、そのまま早めに歯科医院に持っていって修理、または新しく作るも等を含めて歯科医師と相談してみてください。